2021.10.24
AV女優は、セックスをしてそれを映像に収め、多くの人に見てもらう仕事です。
その仕事をしていると、セックス依存症になりやすいといわれることもあります。
それは本当でしょうか?
AV女優と、セックス依存症の関係について解説します。
依存症といわれる病気は、色々とあります。
アルコール依存症は特に有名ですが、薬物依存症も広く知られています。
それ以外にも、様々な依存症が存在しているのです。
ちなみに、タバコに関してはニコチン依存症といいます。
依存症の定義は、特定の何かに固執し、それを辞めたいと思ってもやめられなくなることです。
医学的には、特定の物質に関する依存のみが依存症といわれるのですが、厚生労働省ではギャンブルなどの行為に関する依存も依存症としています。
そのため、セックス依存症も依存症の一種となります。
一見すると、単にセックスが好きな人と思われてしまうのですが、依存症となると精神疾患の一種として扱われるのです。
具体的な症状は、セックスに対しての欲求が非常に強く、我慢したくてもできないというものです。
セックスをしている間は、多幸感を感じて愛情を実感できるのです。
しかし、それが終わると愛されていることが感じられなくなり、幸福感も喪失してしまいます。
その結果、ストレスを抱えてしまうのです。
セックス依存症になると、特定のパートナーとだけセックスをするだけでは満足できなくなってしまうことが多いのです。
さらなる幸福と愛されているという実感を得るために、不特定多数と関係を持つようになるのです。
セックス依存症は珍しい病気のように思われますが、実は有名人の中にもセックス依存症になっている人はたくさんいます。
特に有名なのが、プロゴルファーのタイガー・ウッズです。
それ以外にも、俳優のエディー・マーフィーやチャーリー・シーンなど、大物の俳優にもセックス依存症の人がいます。
それどころか、第42代アメリカ合衆国大統領のビル・クリントンもセックス依存症といわれているのです。
アメリカでは、かなり深刻な病理として受け止められ、専門の治療施設もあります。
しかし、日本ではそれ程知られているものではありません。
そのこともあって、V女優がセックス依存症という見方をされることがあるのです。
「AV女優=セックス依存症」という訳ではありませんが、そう誤解される理由もあります。
セックス依存症に歯、AV女優との共通点がいくつもあるのです。
具体的に、どのような共通点があるのかを解説します。
セックス依存症になる人の多くは、子どもの頃の愛情不足が原因という見方をされています。
幼少時、親からの愛情をあまり受けることができなかったため、大人になってからより多くの愛情を得たいと思ってセックス依存症になるのです。
AV女優の場合も、幼少期に親からの愛情をあまり受けていなかった人が沢山います。
幼少期に両親が離婚して、母親に育てられたという人も多いのです。
そういった人は、母親が働きに出ることも多いので寂しい思いをしていたケースが良くあります。
また、AV女優の場合は仕事のオファーを受けて出演するのですが、プロダクション、メーカー、そして何よりユーザーに必要とされなければオファーが来ることはありません。
つまり、AV女優は多くの人に愛されなければ、仕事ができないのです。
もっと必要とされたい、もっと愛されたいという気持ちは、AV女優もセックス依存症の患者も、共通しています。
そして、その手段がセックスという点も共通しているのです。
ただし、異なる点もあります。
セックス依存症の患者は、そのせいで人間関係に悪影響が生じることもあり、さらには性病にかかるリスクも高くなります。
場合によっては、意に沿わない形で妊娠してしまうこともあるでしょう。
一方、AV女優の場合は仕事としてセックスをしているので、それで人間関係が崩れることはありません。
性病や妊娠のリスクについても、かなり厳重に対策をしています。
そのため、一般のセックス依存症の患者よりも、AV女優の方が安全性は高いと言えるでしょう。
その為に、セックス依存症の女性はAV女優になることもありますが、自由にセックスできるわけではないので問題を起こすケースもあります。
セックス依存症は、病気です。
自分にその可能性があると思った時は、心療内科で治療を受けるようにしましょう。
また、一人で抱え込まずにカウンセラーに相談することも大切です。
セックス依存症というのは、はた目からは単なる好色な人にしか見えないものです。
しかし、自分ではどうにもならない欲求が生じて、それを抑えるためにセックスをするので、本人としても不本意なこともあります。
こういった病気は、自覚もできないことがあります。
そうならないように、おかしいと感じたら心療内科を受診して問題を早期に解決しましょう。