2021.07.17
AV女優は、人に見られることを常に意識しなくてはいけません。
そのためには、脱毛法についても知っておく必要があります。
いくつか脱毛法がある中で、知っておいて欲しいのが電気脱毛です。
どのような脱毛法なのか、解説します。
電気脱毛は医療脱毛の一種であり、電気針を使用する脱毛法です。
1875年に、アメリカの眼科医が逆さまつげの治療法として考案したもので、日本では1960年頃から脱毛法として取り入れられました。
プローブとも呼ばれる電気針を毛包に差し込み、微弱な電気を流して毛乳頭や毛母細胞を破壊していきます。
毛穴ごとにそれを繰り返して、発毛の組織そのものを処理していくのです。
電気針は、毛と同じ直径0.1mm以下の太さであり、先が丸くなっているため皮膚を傷付けることはありません。
また、使い捨てなので感染症の心配もありません。
この方法で処理されると、その毛穴からは毛が再生しにくくなります。
そのため、米国食品医薬品局ではこの方法を永久脱毛と認めています。
毛穴一つずつ処理していくため、完全に脱毛する以外にもデザインや間引きをするにも向いています。
電気脱毛は、毛質を問わずに脱毛ができるというメリットがあります。
フェイスラインや乳輪の周辺、二の腕などに生える細かい産毛は硬化しやすいのですが、電気脱毛はそういった場所の脱毛に向いています。
また、同じく医療脱毛であるレーザー脱毛の場合、メラニン色素に反応しやすいので日焼けした肌やタトゥーのある肌、ほくろ、乳輪などに施術すると火傷をする可能性があります。
そのため、全身脱毛をするとしてもその部分は避けるのが一般的です。
電気脱毛であればその問題がないので、レーザー脱毛で処理できなかった部分は電気脱毛で処理するという方法も一般的です。
脱毛法として、電気脱毛は主流ではないのですが、レーザー脱毛ではできないケースで活用されることがよくあります。
電気脱毛の最大のメリットと言えるのは、永久脱毛の効果です。
永久脱毛というのは、イメージとしては今後一切その場所から毛が生えてこない、というものですが、実際には若干異なります。
主に考えられている永久脱毛の定義は、施術を受けてから1カ月後までにその部分の毛の80%以上が再生しないこと、そして半年後に生えている毛の量が従来の3分の1以下であること、となっています。
つまり、永久脱毛をしたからといって今後一切ムダ毛が生えない、ということではありません。
しかし、他の脱毛方法と比較すると、電気脱毛が最も新しく毛が生えてきにくいというのは確かです。
電気脱毛のデメリットといえるのは、まず痛みが大きいという点です。
毛包に電気針を挿入し、微弱とはいえ直接高周波の電気を流すという脱毛法なので、挿入時には駐車のような痛みがあり、電気を流すときには静電気のような痛みがあります。
痛みは長く続くものではなく一瞬だけとはいえ、特に皮膚が薄い顔や皮下脂肪が少ない指などの脱毛では痛みを強く感じます。
注射が苦手な人や、電気のビリっとした痛みが苦手という人はあまり広範囲の施術を受けることができないかもしれません。
男性ホルモンが過剰に分泌される多毛症の場合は、たとえ毛包にある発毛組織を破壊しても再び生えてくることがあります。
また、今まで柔らかかった毛も硬化してしまうことがあるので、注意しましょう。
それ以外でも、ホルモンバランスの崩れによって再生されることがあります。
費用と時間がかかるのもデメリットでしょう。
毛穴ごとに電気針を挿入しなくてはいけないので、どうしても時間はかかります。
時間がかかる分、料金も高額になるのです。
電気脱毛の場合、料金設定は施術にかかる時間を基準とするのが一般的です。
部位によって料金が異なるケースもありますが、1分毎の料金で300円から、高ければ1,000円ほどというところが多いでしょう。
また、脱毛する毛の本数で決められているところもあります。
その場合、1本あたり100円から500円ほどです。
とはいえ、これだけだと具体的な料金がわかりにくいかと思います。
女性の場合、何もしていない状態のわき毛はおよそ片側で1,800本、左右の合計で3,600本ほどといわれています。
1本100円でも、両方で360,000円ほどかかることになります。
500円なら、1,800,000円かかるのです。
時間にすると、ワキ毛は薄い人で5時間、濃い人なら15時間ほどかかるとされています。
300分から900分かかるため、1分500円なら15万円から45万円ほどです。
ほとんどのクリニックでは時間制の料金を採用しているので、こちらが目安といえるでしょう。
これ以外には、血液検査が必要なのでその検査費用や施術に使う電気針代、麻酔が必要な方はその麻酔の費用、施術後に塗る軟膏などの料金がかかります。
施術費用以外にも、約10,000円かかると思っておきましょう。
また、クリニックで施術されるとはいえ、電気脱毛は保険が適用されないことにも注意してください。
電気脱毛を申し込むには、まずそれを行っているクリニック等を探して電話かWebで予約をします。
そして、カウンセリングを受けてから施術を受けることになります。
カウンセリングについては、無料のところが多いでしょう。
毛質や部位、毛量によって最適な方法は異なるので、まずはカウンセリングで希望なども含めて相談しましょう。
そのうえで、詳しい説明を聞いてから施術を受けるかどうかを決定します。
電気脱毛は、昔から行われてきた歴史ある脱毛法です。
その分、安全性が確立された方法とも言えるでしょう。
医療行為にあたるため、施術は医師か資格を有した人しかできません。
針を刺すということで不安に思う人もいますが、安全性が高い施術なので安心して受けることができるでしょう。
不安がある方は、まずカウンセリングを受けて詳しい話を聞いてみることをおすすめします。