2021.06.29
AVのタイトルには、同じものが沢山あることを知っているでしょうか?
こういった作品は、企画もの、あるいはシリーズ作品と言われます。
マジックミラー号シリーズなど、作品数も多く有名な企画ものもあります。
企画ものはたくさんあるのですが、その中でも特にハードなものについて解説します。
AVには、タイトルがほぼ同じで女優だけが変わっている作品が多数あります。
こういった作品のことを、企画ものといいます。
そのような作品には、素人役として企画女優が出演することもよくあります。
企画ものの中でも、「マジックミラー号」というシリーズは特に有名です。
知っている人も多いと思いますが、これは車の一面がマジックミラーになっている移動スタジオの中で女優がセックスをするというものです。
車は路上や駐車場に停められていて、人や車がその前を通っていきます。
とはいえ、マジックミラーなので社内の様子は見えず、普通に通過していきます。
しかし、車内からは外が丸見えになっているため、あたかも丸見えの状態で裸になり、セックスをしているかのような感覚に陥るのです。
特殊な形での露出プレイのようなものですが、このシリーズは非常に人気があります。
1996年にスタートした企画で、当初とは形を変えながら今も続いています。
また、そこから派生した企画も登場しています。
この企画は、最初ナンパものとしてスタートしました。
本物の素人に声をかけて出演してもらっていたのですが、今はそれもできなくなっています。
そのため、まだ顔を知られていない企画女優などが素人として出演しています。
かつてあった企画の中でかげきなものといえば、「ガチンコキャットファイト」というものがあります。
これは、AV女優の中でも元格闘家などの女優だけが出演する作品です。
広いスタジオで、複数の男優が女優と戦います。
そして、女優が負けてしまうとレイプされてしまうという内容のものです。
男優は、格闘技の経験がない素人がほとんどです。
素人の男性と格闘家の女性なので、最初は女優が優勢です。
しかし、男優は複数人なので、徐々に女優が不利になっています。
また、ルールも格闘技のルールではなく、何でもありになっています。
例えば、女優が空手家であっても男優は道着を掴んで押さえつけたりします。
また、女優の道着は破けやすくなっていて、作品の内容上見えたところは隠すようにしなくてはならないので、徐々に動きが阻害されます。
そうして、最終的には女優が負けてしまい、複数の男優に集団レイプされてしまいます。
男優は本気で殴られることもあり、悶絶している図も少なくありません。
演出上レイプされるということは同意しているのですが、本気で嫌がる表情をしたり途中で酸素吸入をしたりと、非常に苦しそうな様子が見て取れます。
また、似たような企画で鬼ごっこをして、負けたらレイプされるという企画もありました。
これには、普通の女優も登場します。
こちらは、捕まると車の中に連れ込まれて集団レイプされます。
これも、女優が嫌がる様子が本気のように見える作品です。
見る人によっては、嫌悪感を抱くことも少なくないでしょう。
企画ものとして、強烈な印象を残しているのが「100人斬り」というシリーズです。
かつては、AVの撮影に素人男優をぶっかけ要員である汁男優として参加させることがありました。
この企画は、素人男優と本当にセックスするというものです。
まず、AV女優と本当にセックスしてみたい、というファンを募集します。
そこで応募してきた人の中で、100人を選んで本当にセックスをするという作品です。
素人とはいえ、性病の検査はしっかりと行っています。
そうして、素人男性100人を相手にセックスをしていくのです。
これもかなり過激なもので、業界では驚きの声が上がりました。
最初はムーディーズというレーベルで発売され、その後アイデアポケットから発売されていましたが、2016年以降は発売されていません。
企画ものといわれる作品は、今でも続いているもののその規模はかなり縮小しつつあります。
AVの作成にかけられる費用が少なくなっているのも、その一因です。
大掛かりな企画には、それだけの人数を呼んで様々な設備を用意する必要があります。
しかし、今はAV業界もかなり不況となっているので、あまり経費をかけることができないのです。
たとえ面白いアイデアを思い付いたとしても、それはスケールダウンしてあまり費用が掛からない形で行われることになるでしょう。
しかし、不況がいつまでも続くとは限りません。
もしかしたら、今後多額の製作費をかけた作品が作られる可能性もあるので、その時を楽しみにしておきましょう。
AVは、単にセックスを見せればいいという訳ではありません。
視聴者が楽しんでみることができ、その上で興奮できるような作品を作っていかなくてはいけないのです。
その中で、企画ものというのは非日常感を演出し、その上でエロさを感じさせます。
優れたアイデアで作られる企画ものに出演することは、女優にとってもプラスとなるでしょう。