AVの企画には、バラエティ色が強いものもある

2021.06.01

AVの企画には、バラエティ色が強いものもある

AVの特徴といえるのが、企画ものという作品です。
単なるエロに収まらず、その作品に厚みを持たせる内容のものが多いのですが、その中にはエロ方面ではなくバラエティ方面に力を入れてしまった作品もあります。
AVの企画ものの中で、特にバラエティ色が強いものについて解説します。

 

1.AVにおける企画もの

AVにある企画ものというジャンルは、一定のテーマでいくつもの作品が作られています。
例えば、巨乳を活かした企画なら作品ごとに別の巨乳のAV女優が出演し、同じような企画に挑んでいくのです。

 

最近人気の企画ものとしては、「SOD女子社員」というシリーズがあります。
その名前の通り、ソフトオンデマンドから発売されているシリーズで、すでに500本以上出されています。

 

この作品については、「本当に社員なのか?」という議論がよくされています。
企画ものの中には、素人女性が出演していると題されているものが良くあります。
しかし、現在のAV業界では素人女性がそのまま出演するというのは無理なので、それらはあくまでも素人役の企画女優なのです。

 

しかし、このシリーズでは業界に関係するSODの社員が出演するとなっています。
そうなると、やはり素人と書かれている企画ものよりは信用できるのではないか、と思えるでしょう。

 

ただし、アダルトメーカーに勤めているからと言って、AVへの出演を共用できるわけではありません。
また、そもそも女子社員がそこまで美女ぞろいということもないでしょう。

 

実際には、ほとんどが企画女優です。
しかし、中にはSODで働くうちに、自分もAV女優になろうと思った人がいないとも限りません。
少なくとも、以前は確かに働いていたという女優もいるのです。

 

企画女優のデビュー時にSOD社員とし適用しても、その女優が元々SOD社員だったかどうかは確認しようがありません。
また、秋葉原にはSOD女子酒場というガールズバーもあり、既に企画ものという枠を超えているともいえるでしょう。

 

2.空中でセックス!

バラエティ色が強い企画もの代表格として、空中ファックという作品があります。
これは、女優と男優が屋外で20メートルの高さに設置された空中の舞台でセックスをするというものです。

 

舞台は不安定で、男優と女優はともに命綱を着けた状態です。
そこから落ちてしまうと失格になり、30分の間に女優をイカセて、さらに射精することをゴールにしています。
その際は空に向かって射精し、なるべく遠くに飛ばすことというルールもあります。

 

また、脚本もあり、それに従った演技をしなくてはいけません。
更に、監督からは体位の指定もあります。
その上で、プロにふさわしい見せるセックスをするのです。

 

想像してみると、まともにセックスできる気がしないでしょう。
ちなみに、30分以内にフィニッシュまで行くことができなければ、男女共に落とされてしまいます。

 

これを見て、興奮できるという人はそれ程いないでしょう。
1996年に発売された作品ですが、これには大型クレーンを何台も使用していて、3000万円という巨額の予算が使われています。

 

作品の評価はAVじゃないと大不評だったものの、この作品でソフトオンデマンドは一躍有名になったと言われているため、広告費としては元が取れているのではないでしょうか。
ちなみに、この作品は現在、SODのホームページで無料公開されています。

 

3.有名なマジックミラー号

マジックミラー号は、企画ものの代表と言える作品です。
内容としては、主に素人女性とのセックスですが、登場する女性は企画女優です。
しかし、そのシリーズがスタートした当初は、本当の素人女性が登場していたのです。

 

もちろん、いくら素人女性が出演をOKしたからといって、実際にセックスまで進むことはまずありません。
当時は、お金を払う代わりに素人女性がどこまで露出してくれるか、という内容でした。

 

昔は、実際にセックスすることはあまりなかったのです。
1作につき数人の女性は登場するのですが、話しを聞いて脱がずに帰る女性もいれば、下着姿、裸になるまでならOKという女性もいます。
実際にセックスしていたのは、1人か2人程度しかいません。

 

いわゆるナンパものの一種だったのですが、今では露出プレイが中心の作品となっています。
今と比較すれば昔のものは過激さが足りないのですが、本物の素人が脱いで恥じらいを見せるところに興奮するというユーザーも少なくありませんでした。

 

企画ものは、過激な内容のものも多いのですが、単に過激であればいいという訳ではないのです。
ユーザーが何を見たいのかを的確に把握して、それを満たすような内容なら人気の作品となるでしょう。

 

まとめ

AVの企画ものには、エロさを追求したものや過激なもの以外に、エンターテイメント性を追求したものもあります。
最近では、実験的な内容のAVも作成されなくなってしまいましたが、いずれAV業界も不況を脱したころにはまた自由なアイデアが出されるようになるかもしれません。
そういった作品にも対応できる心構えを持って、AV女優を目指しましょう。