AVソフトの価格の変化と女優のギャラとの関係は?

2021.05.01

AVソフトの価格の変化と女優のギャラとの関係は?

AVの販売形式は、以前と大きく変わっています。
最初はビデオとして売られていましたが、その後DVDへと変化して、今はインターネット上で配信されることが多くなっています。
それに伴い、AVソフトの単価はどのように変わったのでしょうか?
また、女優のギャラには影響があるのでしょうか?

 

1.AVソフトの変化

AVソフトといえばビデオ、それもVHSでした。
ベータとVHSでVHSが生き残った理由のひとつに、アダルトビデオはVHSが主流だったからという意見もあるほどです。
これとエロ本が、性的コンテンツの中心だったのです。

 

しかし、かつてのAVは非常に高価なものでした。
1本あたり2万円以上と、そう簡単に購入できるものではありません。
中学生や高校生など性に対する興味が強い年代の男子は、中古を買い求めたり友人とシェアしたりと工夫しながら、できるだけ多くの作品を観ていたのです。

 

そして、この頃に大きく普及したのが、レンタルビデオ店です。
18歳以上かどうかを厳しくチェックされることもありますが、そのチェックをクリアすれば数百円でレンタルして、様々なAVを見ることができたのです。

 

レンタルビデオ店が大盛況だったのは、AVが理由といわれています。
実際に、最近ではAVをレンタルする人が減少傾向になると同時に、レンタルビデオ店はかなり減少して事業規模も小さくなっています。

 

2.なぜ、価格は安くなったのか

現在のAVソフトは、ビデオではなくDVDになっています。
それに伴い、ソフトの価格は大きく下がりました。
基本的に1万円を超えることはなく、主流の価格帯は3~4,000円ほどとなっているのです。

 

その理由として、作成時間の変化があります。
ビデオの場合、基本的にダビング方式で増やす必要があるのですが、そのためには作品の時間と同じ時間がかかります。

 

1時間作品なら、複製に1時間かかるのです。
時間がかかる以上、その分が価格に上乗せされるのは当然です。
また、当時は今のように業界の仕組みがすっきりとしていなかったので、販売されるまでにいくつもの段階があったため、中間マージンが上乗せされていたのも理由の一つです。

 

しかし、1990年代に日本ビデオ販売株式会社がフランチャイズ展開した「ビデオ安売り王」が登場して、自主製作ビデオを安価で販売しました。
実は、ここのアダルト部門の下請け制作会社が、現在のソフトオンデマンドです。

 

日本ビデオ販売株式会社が倒産してから、ソフトオンデマンドは独自にAVを制作するようになりました。
その頃から、AVソフトの媒体がDVDへと切り替わってきたのです。

 

DVDは、1枚の作成にかかる時間が数十秒程度で、ビデオの百倍以上の速度で増産できます。
そのため、価格も1本当たり数千円に下げて販売できるようになったのです。
価格が下がって流通量が増えたことで、爆発的に売れる作品も登場してきたのです。

 

ビデオとして販売されていた頃は、高額だったこともあり販売している店舗もそれほど多くありませんでした。
そのため、どこで買ったらいいのかわからない、という人も少なくありませんでした。

 

かつて、ビデオやエロ本が自動販売機で売られていたこともありました。
現在は青少年保護育成条例に違反するため、ほとんど撤去されています。
しかし、ごくわずかですが地方でひっそりと残されていることもあります。

 

中古品を古本屋等で買い求めることも多かったのですが、現在はネット販売が主流となっています。
これで、DVDを取り寄せるのです。

 

さらに、ネット販売ではDVDそのものではなく、動画データだけを販売することもできるようになりました。
購入した動画をダウンロードするかストリーミングで視聴できるので、家族に知られずにAVを観たい人にはピッタリです。

 

そして、この方法が採用されて大きく変化したのが、サンプル動画を見られるようになったことです。
かつては、よく知らないAV女優のビデオはパッケージで判断するしかなく、失敗したと後悔する人も少なくありませんでした。

 

しかし、サンプル動画を見られるようになったことで、内容の一部を購入前に見られるようになりました。
それによって、ユーザーもしっかりと内容をチェックしてから買えるようになったので、失敗を恐れずに好みの作品を購入できるようになったのです。

 

3.女優のギャラはどう変化した?

AVソフトが安価になったことは、女優のギャラにどう影響したのでしょうか?
DVDは単価が安くなったものの、販売本数は多くなっています。
そして、ダウンロード販売もできるようになって、ユーザーはより手軽に作品を手に取ることができるようになりました。

 

しかし、昔と比べるとAV女優はかなり増えています。
そのせいで、AV女優のギャラはかなり少なくなったといえるでしょう。
以前であれば、トップクラスの単体女優は1本の作品でギャラが1,000万円以上といわれていましたが、今ではトップクラスでも2~300万円ほどといわれています。

 

安い作品を大量に販売するようになった結果、1本あたりに掛けられる予算も少なくなり、女優のギャラも少なくなっているのです。
普通の仕事よりは高額のギャラをもらえるのですが、以前ほどではないということを知ったうえで、AV女優を目指しましょう。

 

まとめ

AVソフトの変化とともに、AVの単価もかなり変化しました。
その結果、AV女優のギャラもかなり変化していて、かつての数分の1になっているのです。
しかし、昔とは違ってAV女優にはAV以外でも活躍できる可能性ができています。
その分の収入もあれば、かつてに見劣りすることはないでしょう。
社会的立場も、かつてのAV女優とは比較にならないほど確かなものとなっているのです。
以前より安いギャラでも働けるほど、安全な業界になったともいえるでしょう。