2020.08.07
映画やドラマと異なり、AVの撮影現場がメディアに取り上げれることはほとんどありません。しかし、AV女優の仕事に興味を持っている方にとっては、作品ができるまでの流れや撮影現場の雰囲気は気になるところでしょう。中には、男優との絡みはどこまでが本当なのか疑問に感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、AVが完成するまでの流れと撮影現場の裏側について解説します。AV業界の実態を知りたい方は、ぜひ活用してください。
AVが一つの作品として完成するまでの流れは、下記のとおりです。
企画や規模の違いはあるものの、一つのAVができるまでには、さまざまな人が携わっています。撮影の主役となるAV女優は、プロダクションに所属したうえで作品に出演することが一般的です。
メーカーが企画を立ち上げ、所属プロダクションからオファーが入ると、AV女優は活動開始となります。一方、男優はフリーランスがメインとなるため、制作会社が直接手配する流れです。
未経験者がAV撮影に挑む際、現場の雰囲気や流れについて不安を感じる人もいるでしょう。AV撮影は事前にスケジュールが決められており、現場スタッフのフォローもあるため、心配ありません。
ここでは、撮影当日の具体的な流れについて詳しく解説します。
AVの撮影は基本的に朝から行うため、集合時間も必然的に早めとなります。現場によって違いはあるものの、午前6〜9時くらいに集合するケースが多く、集合場所は主要駅付近のビル前となることが大半です。
現地では、撮影スタッフが機材とともに大型車でAV女優を待機しています。地方に拠点があるAV女優は、前日から現場近くのホテルやプロダクションの事務所に宿泊します。
撮影は、東京都内など都市部のレンタルハウス・レンタルスタジオ・ビジネスホテルで行われることが一般的です。撮影にはドラマや映画に登場した場所が選ばれることもあります。
集合場所からスタジオに到着次第、メイク室に移動します。メイク室は作品に出演するAV女優の控室を兼ねているため、男子禁制です。ただし、小規模なスタジオや企画内容によっては、メイク室を撮影に使用するケースもあります。
メイクとヘアスタイリングは、専属のヘアメイクアーティストが施してくれます。
撮影現場において、最も長時間フォローしてくれるスタッフはヘアメイクアーティストです。ヘアメイクアーティストは、撮影時の体調や食事の心配をしてくれる優しいタイプが多く、ヘアメイクアーティストに世間話や日頃の愚痴をこぼしてしまうAV女優も少なくありません。
メイクがひと通り済んだ後は、撮影前に男優と対面して挨拶を交わします。
男優との顔合わせが終わり次第、パッケージ写真の撮影に入ります。パッケージとは、AVを商品化した際の「表紙ラベル」となる部分です。パッケージは、店頭やネットサイトで商品が購入されるかはパッケージ次第といわれるほど重要な役割を担います。
パッケージの撮影は、衣装を着たまま行ったり裸の状態で行ったりと、企画によってさまざまです。AVの内容によっては、過激な衣装で撮影に臨むこともあるでしょう。
パッケージとあわせて、AV冒頭に収録されるイメージシーンやインタビューシーンの動画も撮影します。パッケージと同じく衣装や下着を着たままのほか、裸で撮影することもあります。
パッケージ撮影が終わると、いよいよベッドシーンを撮影する流れとなります。男優との絡みは、前戯から挿入まで撮影シーンごとに区切られています。所要時間はワンシーンあたり20分~90分で、小休憩を挟みながら進行する流れが一般的です。
本番では、さまざまなプレイや体位で撮影します。AV女優を目指す人が知っておくとよいポピュラーなプレイは、下記のとおりです。
●フェラ(フェラチオ)
舌や口を使って男性器を舐めるプレイです。舌や口を使うだけでなく、手でしごいたり愛撫したりと工夫を凝らします。フェラをしながら、相手に卑猥な言葉をかけて興奮させることも大切です。
AVの撮影ではフェラのパターンを使い分け、カメラアングルを気にかけることが重要となります。
●アダルトグッズを使用したプレイ
アダルトグッズは、電マ(電動マッサージ機)やピンクローターのほか、バイブを使用することもあります。
男優がAV女優に対して使用することもあれば、AV女優が自らのオナニーシーンに使用することもあるでしょう。あくまで、アダルトグッズはAV監督の指示と現場の台本に沿って使用します。
パッケージ撮影から本番まで一連のシーンをすべて撮影し、シャワーやメイク直しを終えたら、そのまま現地解散となります。一流AV女優においては、メーカーや所属プロダクションが、自宅まで送り届けてくれることもあるでしょう。
AV撮影は長時間に及ぶことが多く、遅い日には帰宅が21~24時近くになることもあります。
AV撮影の流れについては理解したものの「現場の裏話をもっとよく知りたい」という方もいるでしょう。
最後は、AVの撮影現場の裏側に関する3つの内容について、Q&A方式で解説します。業界への不安を解消するためにも、せひ当項目を参考にしてください。
AVの撮影は非常に忙しいスケジュールで進められており、AV女優も例外ではありません。本番では、男優との絡みが終わるたびにシャワーを浴びるため、バタバタとスタジオ内を移動します。
メイク直しの頻度が多いことも、AV女優の特徴です。1日で2〜3回メイク直しをすることも珍しくありません。AV女優が準備を整えている間には、男優や撮影スタッフが忙しく次のシーンに備えた用意をしています。
AVでよくある、ナンパした一般女性とセックスする作品の大半は、ストーリー仕立ての演出です。つまり、本当にナンパしているわけではありません。台本に沿ってAV女優が通りがかり、男優が声をかけています。
ただし、一部の作品においては実際にナンパをしているケースもあります。しかし、初対面でAVの出演交渉に応じてくれる女性などそうそうにいるはずがありません。時間コストの面で考えても、AV女優に演じてもらうほうが断然パフォーマンスに優れています。
AV男優はコンドームを装着しているため、中出し行為はしていません。「中出しAV」の挿入シーンでは、AV女優が妊娠する可能性を下げるため、練乳やローションを混ぜて作った疑似精液が用いられています。
男優がフィニッシュを迎えるタイミングで、AV女優の膣内に仕込まれていた疑似精液が流れる仕組みです。ただし、AVの中には本当に中出し行為をしている作品もあります。
撮影後にはピルが渡されるため、AV女優は避妊のために服用しています。あくまで一部作品に限りますが、中出し行為が嫌な場合は、事前周知の段階で断ることが可能です。
今回は、AV撮影における現場の流れ、視聴者が知らない業界の実態について紹介しました。
作品の主役となるAV女優は、とても忙しいスケジュールの中で仕事をしています。しかし、メイクアーティストをはじめとしたスタッフの気遣いもあり、忙しいだけの仕事ではありません。
撮影前には出演者の性病検査を行うほか、男優は避妊に努めているため、安心して撮影に臨むことができます。AV出演を検討している女性は、一度プロダクションに問い合わせをしてみてください。