2021.12.27
タトゥーは、今やすっかりファッションとして定着しています。
スポーツ選手やミュージシャンが、タトゥーを入れていることは少なくありません。
しかし、AV女優は肌を見せる機会が多い仕事なので、タトゥーがあると大丈夫か心配になる人もいるでしょう。
AV女優はタトゥーがあっても大丈夫かを、解説します。
日本では、刺青に対して強い拒否感がありました。
かつては犯罪者の証として入れられていたもので、その後暴力団員が入れるようになり、銭湯やプールなど肌が見えるような施設の多くは刺青お断り、という張り紙がされています。
刺青とは違い、タトゥーは海外から訪れた文化で、人を脅すというよりもファッション的な意味合いが強いものです。
そのため、若者を中心に多くの人がタトゥーを入れ、手軽にタトゥー気分を味わえるタトゥーシールというものも流行しています。
海外では、タトゥーはファッションとしての文化が根付いているのですが、日本ではどうしてもタトゥー=刺青というイメージがあります。
そのため、海外のポルノ女優であれば問題がないタトゥーも、日本ではマイナスに働くのです。
AV女優の中で普遍的な人気を誇るジャンルといえば、黒髪の清楚系美人や可愛らしいロリ系などです。
そのため、喫煙の習慣などを隠している女優は多くいます。
喫煙をしている女優を、清楚系やロリ系とは見ることができない人は多いでしょう。
タトゥーもそれと同じように、清楚や可愛いというイメージとは相いれないものなのです。
たとえワンポイントなどの小さなタトゥーでも、拒否感を示すユーザーは多いと考えられます。
また、AVでは様々なシチュエーションで役柄を演じることになります。
生徒や教師、OL、人妻など、作品によって演じることになるのですが、役柄によってはタトゥーがあるとリアリティがなくなってしまいます。
例えば、ギャル系人妻ならタトゥーがあっても問題はありませんが、清楚系人妻には似合いません。
また、教師にあるのもふさわしくないでしょう。
このようなイメージによって、演じられる役柄が限定されてしまうのです。
企画女優にとっては、仕事の減少繋がってしまいます。
その結果、収入が減少してしまうため、デメリットとなるでしょう。
反対に、タトゥーがあるとリアリティが増すような役柄もあります。
例えば、ギャル系ならタトゥーがあることに違和感はないでしょう。
また、風俗でもSM系であればタトゥーが似合うでしょう。
また、男性の中には女性のタトゥーにエロチシズムを感じる人もいます。
そういった人には、人気が出るでしょう。
しかし、そういった人はごく一部です。
ギャル系などの代表的な女優は、タトゥーが入っていることが問題ないほど人気があります。
しかし、これはそのジャンルのトップだからともいえます。
タトゥーが入っている女優がトップクラスになるのは、かなり難しいでしょう。
問題があるのなら、そのタトゥーを隠して働くことはできないのでしょうか?
現実問題として、できないことはありませんがかなり大変です。
そのやり方について、解説します。
まずは、メイクによって隠す方法です。
タトゥーのある場所にファンデーションなどを塗ることで、自然な肌色に近くして隠すのです。
やり方は簡単ですが、それを継続するのは難しいでしょう。
ファンデーションは、激しく動くと落ちてしまいます。
そうしてタトゥーが見えてしまうと、撮影を中断することになってしまい、周囲にも迷惑がかかります。
かつて、プロボクサーにも同じ方法でタトゥーを隠していた人がいました。
その人も、試合中にファンデーションが取れてしまい、問題になったのです。
この方法だと、確実に見えないようにすることは困難です。
隠すのが難しい、大きなデザインのタトゥーなどは、衣装の工夫で隠していることがあります。
例えば、腰やお腹などにあるタトゥーであれば、スカートをたくし上げるようにしてその場所の肌を出さずに、プレイをするのです。
手首や足首であれば、リストバンドやアンクルバンドである程度ごまかせるでしょう。
また、カメラアングルも工夫して、タトゥーが映らない角度から撮影することもあります。
AVを見ていると、常に体の一部を画している女優さんもいます。
作品のコンセプトですべて脱がさないことはよくありますが、常にそうしているというのはかなり不自然です。
その場合は、タトゥーがあって隠しているのかもしれません。
ジャケット撮影、あるいは雑誌のグラビア撮影などでは、タトゥーを隠す必要がないので楽です。
こういった写真はパソコンで加工するため、タトゥーを消すことができます。
ただし、その場合でも可能な限りファンデーションで隠すなど、加工の手間を少なくする工夫は必要です。
動画では、全編を加工するのが難しいため、写真でのみ使える方法です。
海外の女優やミュージシャンに憧れて、タトゥーをする人もいます。
そうではなくても、ピアスや髪色を変えるのと同じ感覚で、単にファッションとして軽い気持ちでタトゥーをしたという人もいるでしょう。
そういった場合、AVのように肌を見せる仕事では不利になることもありますが、絶対にできないというわけではありません。
ただし、その場合はできるだけ影響が出ないよう、工夫が必要です。