2021.12.04
AV女優として働く上で、外せないのがAV監督の存在です。
なぜなら、AV監督は、AV制作の過程全般に関わってくる「リーダー」だからです。
しかし、AV監督の仕事について、具体的に知っている人は少ないでしょう。
AV監督がどのような仕事をしていて、どんな立場なのかを知っておきましょう。
AV監督は、AV作品を統括する立場にある人です。
その監督には、大きく分けて2種類あります。
それぞれについて、解説します。
まず1つ目は、AVを制作するメーカーに雇用されている、社員の立場である監督です。
このような監督は、社員監督と呼ばれています。
メーカー所属なので、そのメーカーの作品しか担当しません。
もう1つが、オファーを受けて様々なメーカーのAV監督をする、フリーランスの監督です。
こちらは、フリー監督と呼ばれます。
しかし、実はフリー監督にも違いがあります。
社員監督でキャリアを積んで独立してフリーランスになった監督や、AV専門の監督もいるのですが、AV以外でも活躍しているフリー監督もいます。
別ジャンルでも活躍しているフリー監督のほとんどは、AV監督専用の監督ネームがあります。
そして、顔出しをほとんどしないため、同じ監督と特定されることは滅多にありません。
また、現場でAV以外の作品について話すこともほとんどありません。
そのため、AV監督として気軽に接していたら、実はすごい作品の監督で有名な人だった、ということもあります。
AV監督として働いている時は、あくまでもその立場でいたいと思っているので、いちいち自慢したりはしないのです。
そのため、たとえ自分が知っている有名な監督だったとしても、AVの撮影ではAV監督として接するようにしましょう。
AV監督には、映像に関する多くの知識が必要です。
映像編集も自分で行うことが多いため、知識がないと務まりません。
そして、実際の現場ではどのような演出をするのか、どうすればよりその作品がエロくなるか、といったことを考え、売れる作品づくりに集中するのです。
AV女優は、ほとんどの場合、監督面接で初めてAV監督と顔を合わせます。
これは、撮影前に行われる顔合わせで、通常は制作するメーカーの会議室などで行われます。
この時点ですでにその女優が出演するのはほぼ決まっています。
実際に撮影する前に、女優が得意なプレイや撮影のキャラクターなどをAV監督が直接確認するのが主な目的です。
もし、この面接の結果、AV監督が想定していた方向性とは異なると判断されたとしても、降板させられることはまずありません。
その場合は、女優の意向に合うようにシナリオを修正するのです。
そうして撮影が行われるのですが、監督によってその撮影方法は異なります。
企画内容によっても異なることはあるのですが、監督の性格次第でも異なってきます。
中には、ぎょっとする方法で撮影する監督もいるので、面食らわないようにしましょう。
一般的な監督のイメージにも近いのが、モニター前で映像をチェックしながら指示を出すタイプです。
ドラマなどの監督も、このタイプが多いでしょう。
自らカメラマンとなり、現場でアングルなども自分の思うように撮影するという監督もいます。
ハメ撮り作品では、男優役とカメラマン、監督の3役をこなすこともあります。
そして、一番驚くタイプが奇行派といわれるタイプです。
変わった行動をする人の総称ですが、中には自分が興奮できる作品でなければならないという信念の元、撮影中に自慰行為を始める人もいるから驚きです。
AV監督は、それぞれ自分が好き、あるいは得意なジャンルがあります。
メーカーでもそれを把握していて、このジャンルならこの監督、という定番が決まっています。
しかし、監督はその期待に応えるために四苦八苦することはありません。
その監督が得意なジャンル=好きなジャンルであることが多いので、自然と熱が入り、内容にも拘ることになるのです。
拘って作る分、撮影中、監督がAV女優に対して怒鳴ったり怒ったりするのではないかと不安に思うかもしれませんが、実は、よほどのことがなければ女優が責められるようなことはありません。
あくまでも、いいAVを撮影するために気合を入れているだけです。
女優を怒鳴って委縮させると、撮影どころではなくなってしまいます。
監督がこだわりを持って撮影するほど、いい作品が生まれやすくなります。
女優の持ち味を生かすことが出来るかどうかは、AV監督にかかっているのです。
そのため、監督とは仲良くしておきましょう。
AV撮影において、主役となるのはもちろん女優です。
しかし、AV監督は出演する作品を形作る立場なので、力量次第でその女優の魅力を更に高めてくれます。
見た目は様々で、怖そうな人もいれば常に笑顔という人もいます。
どのような見た目でも、一緒にいい作品を作る仲間なので、一生懸命頑張って監督にアピールしましょう。
その姿勢が、次の仕事に繋がります。