AVの撮影現場で使われる疑似精液とは?

2021.12.02

AVの撮影現場で使われる疑似精液とは?

AVでは、精液が頻繁に登場します。
女優の顔や体にかけたり、あるいは膣内から出てきたりするアイテムですが、このほとんどは疑似精液が使われていることはご存知でしょうか?
疑似精液とは、どのようなものでしょうか?
AV撮影に必須の、疑似精液について解説します。

 

AVのプレイは本物?

AVというのは、主に男優と女優がセックスをする姿を撮影するものです。
その際に気になるのが、AVで撮影されているプレイは本物なのか?ということでしょう。
実際にプレイしているのか、それとも演技なのか、どちらなのでしょうか?

 

一昔前に活躍したAV女優が、作品内のプレイについてはほとんどが嘘だったと言っていたことがあります。
挿入したふりをしているが、実際には挿入していないと告白していたのです。

 

そのような作品ばかりではありませんが、昔はそういった作品が多かったのは事実です。
しかし、今では実際にプレイせずそのふりをしているだけ、という作品はかなり少なくなりました。
それは、昔と今で大きく変化している点があるからです。

 

昔と今で大きく変わったのは、モザイクです。
昔のモザイクは、おおざっぱなもので隠す事だけが目的とされていました。
しかし、今のモザイクは対象を不鮮明にするのが主で、シルエットくらいは分かるようになっています。

 

こうしてモザイクが変化した結果、挿入せずにそのふりだけをしていてもユーザーには分かってしまうようになったのです。
挿入しないことをコンセプトにしている作品もありますが、それ以外ではほぼ挿入していると思った方がいいでしょう。

 

疑似精液とは?

通常のAVでも、女優には精液がかけられるのが一般的です。
作品の中には中出しをテーマにしたものもありますが、その場合は膣内から精液が出てくる様子を移すこともあります。

 

しかし、その精液のほとんどは、疑似精液というものが使われています。
本物だと妊娠のリスクもあるので、精液に似せたものを用意して使っているのです。
そうして、女優の安全を守っています。

 

ほとんどの作品では、中出しをせずに疑似精液を使用しています。
これは、コンデンスミルクやバナナ、ウーロン茶、牛乳、カルピス、卵白などを使って作成しているので、成分は安全で食べてしまっても問題ありません。

 

これを撮影現場で混ぜ合わせて、女優の膣内にスポイトで注入し、中出しをしたように見せるのです。
また、顔射などのシーンでもよく使われます。

 

これを利用する場合、コンドームを付けて撮影します。
そして、フィニッシュの前にいったんカメラを止めて、疑似精液を注入してから再開します。

 

必ず直前でカメラを止めなくてはいけないので、よく見ている人にはバレてしまうこともあります。
モザイクは当然かかっていますが、それでも不自然さを感じ取る人はいるのです。

 

本物も中にはある

ほとんどの作品では疑似精液を用いているのですが、よりリアリティを追求した作品もあります。
そういった作品では本当の精液を使用し、中出しも本当に行っているものもあります。

 

リアルな中出しだと、どうしても妊娠のリスクを伴うものとなります。
そのため、出演者は事前に性病の検査を受け、女優は撮影前にピルを飲んで万が一にも妊娠しないように備えて撮影へと臨みます。

 

ただ、何をしようとも100%安全とは言い切れないのです。
そのため、リアル中出しの作品に出演するのであれば、リスクを理解しておかなければいけません。

 

中出し作品を見ると、中には乱暴に見えるものもあります。
単に中出しをするのではなく、レイプや調教といったシチュエーションで中出しをしているのです。
それだけを見ると、無理やりされているようにしか見えないでしょう。

 

しかし、少なくとも正規のルートで販売されているものには、プレイを強要するようなものはありません。
現在のAV業界はそういった点に厳しくなっているので、嫌がっているように見えても演技なのです。

 

中出し作品は、ほかの作品と比較してギャラが高額になります。
その分、リスクもあるということです。
AV女優の契約の際に決めるNG項目には中出しもあり、NGにしていれば勝手にされることはありません。
中には、解禁として注目を集めるために、あえて初期ではNGにしている女優もいます。

 

AV作品の中には、他にも疑似的なものがいくつもあります。
そもそも、女優が感じている様子も、ほとんどが演技です。
濡れにくいことも多く、その場合はローションを使用しています。

 

また、潮吹きをする作品も多いのですが、実際にできる人というのは限られていて、ほとんどは専用のチューブで噴射しています。
スカトロ系の作品でも、使われているのは形を似せた食品です。

 

まとめ

AVでは、疑似的なものが様々なところで使われています。
疑似精液も、その一つです。
こうしたものが使われるのは、作品を盛り上げることはもちろん、女優の安全を守るためでもあるのです。
AV女優になろうという人は、色々な不安を抱えていることも少なくありません。
しかし、こういった裏事情を知っておけば、その抵抗感も減るのではないでしょうか?