2021.10.30
AV女優にとって、性病というのは非常に恐ろしいものです。
そのため、AV業界ではかなり厳しく検査をしているのですが、それで絶対に防げるというわけではありません。
しかし、性病といっても様々なものがあります。
性病について、具体的に知っておきましょう。
そもそも性病と呼ばれているのは、どのような病気なのでしょうか?
まずは、性病といわれる病気に関して、解説します。
基準になっているのは、感染経路です。
性病は、感染症の一種です。
原因となる菌が体内に侵入することで感染するもので、インフルエンザのようなウイルス、コレラ菌のような細菌、アニサキスのような原虫によるものなども、すべて感染症です。
その中で、性病といわれるものは性交渉によって感染するものです。
そのため、総称としては性感染症になります。
すでに感染している人と性交渉をすることで、自身も感染してしまうのです。
かつて、性病といわれていたのは梅毒、淋病、軟性下疳、鼠経リンパ肉芽種の4種類だけでした。
しかし、今ではそれに限らず、多種多様な感染症が性感染症として認められています。
性病は、主に血液や唾液、体液など分泌物が感染経路となります。
そして、症状が出る箇所として性器が思い浮かぶと思いますが、そうとは限りません。
のどに発症する性病もあるのです。
性病は、早期発見が重要です。
早期に発見できれば意外と早く治癒できるのですが、遅くなるほど対処が困難となります。
また、抗生剤が効きにくい病原菌もあるため、注意が必要です。
では、主な性病の種類について解説します。
有名な性病としては、性器クラミジア感染症というものがあります。
これは、日本で最も感染者数が多いとされている性病です。
この病気にかかると、男性の場合は排尿時に痛みを感じたり、尿道にかゆみを感じたりすることがあります。
また、尿道から膿や分泌物も出てきて、通常時とは違う違和感があったりもします。
進行していくと、精巣上体が炎症を起こしてしまうこともあるのです。
女性であれば、下腹部に痛みを感じておりものの増加や不正出血などの症状が出てきます。
ただし、女性の場合は感染してもその約半数が無症状で、自覚がないといわれています。
そのせいで、気づかないうちに重症化してしまうこともあるのです。
淋病も、性病として有名です。
これは、淋菌が引き起こす病気です。
男性は尿道や肛門、女性は子宮の入り口部分が主な感染箇所です。
また、この病気はのどに感染することもあります。
この病気に感染すると、男性の場合は尿道炎になり、強い排尿痛や膿が排出されます。
また、女性の場合はおりものが増加し、不正出血も見られます。
下腹部痛なども起こることがありますが、無症状という人も少なくありません。
梅毒は、江戸時代から有名な病気です。
これは、梅毒トレポネーマが体内に侵入することで起こります。
これが侵入した箇所には、小さな硬いしこりができます。
それは時間が経過すると消えるのですが、その後血液に乗って全身に運ばれていきます。
そうなると、手のひらや足の裏を中心に全身の皮膚に赤い発疹が生じます。
この発疹は、バラ疹と呼ばれています。
感染して数年が経過すると、全身に固いこぶのようなものが生じることもあります。
これは、非特異的肉芽腫様病変、通称ゴム腫といいます。
また、大動脈炎や大動脈瘤などにつながることもあるので、早めに対処しなくてはいけません。
何より恐ろしい性病が、HIV、いわゆるエイズです。
これに感染すると、発熱や咽頭痛、全身倦怠感などインフルエンザのような症状が出ることがあります。
しかし、それ以上に恐ろしいのが、免疫力の低下です。
HIVに感染すると、免疫力が低下して多くの病気に感染するようになるため、無菌室に入院することとなるでしょう。
また、発熱や激しい下痢が生じ、呼吸苦や体重低下といった症状も出てくるので、感染には十分に対策しなくてはいけません。
様々な性病があるのですが、感染しないためにはどうしたらいいのでしょうか?
性行為をしないのが最も確実ですが、AV女優の場合はしないわけにもいきません。
それ以外の予防方法について、紹介します。
まず、性行為の際は避妊具を着用すれば、かなりの割合で予防できます。
100%ではないにしても、高い効果に期待できるのです。
また、特定の相手以外とは性行為をしないというのも大切です。
口腔内に病原菌がいることもあるので、うがいもしっかりとしましょう。
ほとんどの菌は、うがいをすると流されていきます。
イソジンも使ってうがいすると、さらに効果は高くなります。
そして、定期的に性病検査を受けることで、早期発見につながります。
AV女優の場合は定期的な検査が義務付けられているので、万が一感染したとしても早期に発見できるでしょう。
しかし、油断せず普段から気を付けておくようにしてください。
性行為が伴う撮影をするAV女優にとって、性病は必ず避けなくてはいけないものです。
性病に感染してしまうと、自分だけではなく共演の男優や他の女優にも迷惑をかけることになります。
そのため、普段から感染しないように心がけておく必要があるでしょう。
撮影では、基本的にコンドームを付けるので男優から感染する可能性は低いでしょう。
それでも、普段から気を付けておいてください。