2021.11.01
昔は、AV女優になる人のほとんどは、スカウトがきっかけでした。
今はスカウトがあまりいなくなったのですが、ゼロというわけではありません。
そして、中には悪質なスカウトもいるのです。
悪質なスカウトに引っ掛かって搾取されないためにも、引っ掛からないようにする方法を覚えておきましょう。
AV女優の中には、スカウトがきっかけでなったという人もいます。
そういった人は、路上で声をかけられて詳しく話を聞き、プロダクションまで連れていかれてAV女優になっています。
声をかけられる女性の特徴としては、まず1人で歩いていることが条件です。
また、おとなしそうで声をかけやすいタイプが選ばれます。
そして、あまり男性経験がなさそうな女性こそ声をかけられるのです。
スカウトは、女性に声をかけて話を聞いてくれそうなら、まず褒めます。
とことん褒めて女性をその気にさせて、高収入になるといってAV女優になるメリットを伝えるのです。
ただし、その場ですべて決めてしまうわけではありません。
女性がよほど乗り気な場合を除いては、後日改めて連絡を取って希望する働き方や収入などを聞いたうえでプロダクションへと連れていくのです。
女性側としても、スカウトマンが同行して面接にも同席し、条件の交渉もしてくれて適した仕事を案内してくれるため、メリットがあります。
これは、AVに限らず風俗のスカウトでも同様です。
スカウトマンとの間に信頼関係を築いていれば、後日条件を再交渉するときや移籍するときなども、相談に乗ってもらうことができるでしょう。
あまりAV業界などに詳しくない女性であれば、大きなメリットとなるのです。
もちろん、スカウトマンもメリットがあってスカウトをしています。
スカウトマンのメリットは、紹介料です。
スカウトマンが紹介した女性が稼げば稼ぐほど、スカウトマンには紹介料が多く入るのです。
AVプロダクションが独自で人を集めるとしたら、大々的に広告を出して大掛かりなアピールをしなくてはいけません。
しかし、スカウトマンがいれば自社で広告を出す必要がないのです。
スカウトマンに支払われる報酬は、連れてきた女性を見てまとめて支払うケースと、女性が稼いだ額から1割ほどをスカウトバックとして渡す方法の2つがあります。
そのため、スカウトマンも売れる女性を探して声をかけなくてはいけないのです。
紹介する女性が多くなれば、それだけスカウトマンも多く紹介料をもらうことができます。
そのため、凄腕のスカウトマンの収入はかなりのものとなるでしょう。
スカウトマンという仕事はあまり目立たないものでしたが、マンガやアニメで登場したことで一躍有名になりました。
そのせいで、凄腕のスカウトマンばかりではなく、悪質なスカウトマンも登場するようになったのです。
悪質なスカウトマンというのは、例えば強引にプロダクションに連れて行って契約させようとしたり、そもそも悪質なプロダクションとつながっていたりします。
悪質かどうかは、話し始めた瞬間にある程度判断できます。
悪質なスカウトでは、まず女性側の意見を聞くのではなく、自分の主張ばかりを押し通そうとしてきます。
自分が多く紹介料を得るために、強引にでも働かせようとしてくるのです。
より悪質になると、紹介した仕事をすぐに辞めないよう誓約書を書かせることがあります。
すぐに辞めてしまうとスカウトマンとしての信用が下がり紹介料も入ってこなくなるので、最低2年は働くことなどを制約させたりするのです。
また、これを誓約書ではなく、紹介先と結託して契約書に記載するケースもあります。
契約をする際は、条件や仕事の内容だけではなく、こういった項目がないかをしっかりと確認してからサインしましょう。
また、紹介料がどこから支払われるのか、という問題もあります。
例えば、出演料をプロダクションとAV女優が50%ずつという契約で、紹介料が10%だったとします。
通常であれば、プロダクションの取り分から紹介料が支払われます。
しかし、悪質なスカウトとプロダクションの場合は、女性の取り分から紹介料を支払うのです。
どちらが支払うのかは、契約時にしっかりと確認しておきましょう。
スカウトも、迷惑防止条例が制定されたことでかなり少なくなりました。
しかし、それでもまだスカウトは残っているのです。
特に、悪質なスカウトほど残っているため、スカウトを受けた際はしっかりと確認して悪質ではないかをチェックしましょう。
スカウトは、AV女優として大成する人ほど受けることが多くなります。
スカウトされるとプロダクションに入りやすくはなるのですが、契約の内容など重要なことは言われたことをうのみにせず、自分で隅々まで確認しましょう。
そして、不明瞭な部分があれば納得がいくまで確認してください。
まともなプロダクションなら、その説明をおろそかにすることはありません。