2020.08.11
AV女優として働いている場合、家族に「AV女優をしている」と伝える方法が分からず、悩みを抱えている方も少なくありません。AV女優は特殊な職業のため、家族にカミングアウトするべきかは悩むポイントといえます。
AV女優として働くことを家族に相談するためには、自分自身に大きな勇気が必要です。
そこで今回は、家族にカミングアウトするべきかどうかや、伝えるタイミング、バレないよう働く方法について解説します。
AV女優として働く女性にとって、AVに出演していると家族や友人に知られることはなるべく避けたい状況といえます。AV女優は映像の中で素肌を見せる職業であり、「自分がAV女優だと分かると家族が嫌な思いをするのでは」と考えるためです。
現在はAV業界出身のタレントも増えていて、昔ほどAV女優に対する偏見はありません。しかし、未だにAV女優に対して冷たい視線や批判が浴びせられるケースはあります。
では、AV女優は家族にカミングアウトすべきではないのでしょうか。
現役AV女優の中には、家族公認で働いている方もいます。AV女優であることをカミングアウトしても反応は人それぞれであるため、必ずしも家族が嫌な思いをするわけではありません。普段は厳しく見える親であっても、本人のやる気を認めて受け入れてくれることもあります。
AV女優になることを家族に相談するかは重要な選択です。応援してくれるか反対されるか、家族の反応は相談してみるまで分かりません。
しかし、家族の応援や反対で、自分がAV女優として働くかどうかを決める必要はないといえます。AV女優として働き続けるためには強い意志と責任感が必要であり、家族の声によって変わる決意では継続が難しいでしょう。
家族への相談を迷っている方は、結果として自分にメリットがあるかで相談するかを考えてみてください。カミングアウトする場合は、自分がカミングアウトした理由も付け加えて相談することで、真剣に考えていると家族に伝えられます。
たとえば「家族に心配を掛けたくないから相談する」ことも一つの選択肢です。ほかの職業と同じようにAV女優も仕事で事故が起きたり病気になったりする可能性はゼロではありません。仕事先から事故や病気の連絡がされると共に、AV女優として働いていることを第三者から初めて伝えられると、家族は大きなショックを受けるものです。
あらかじめ相談していれば、非常時でも家族に与えるショックは小さく済みます。カミングアウトは家族を考えた行動にもなるため、決して悪い行為ではありません。
家族にカミングアウトすると決めた場合、伝える時期が問題となります。気を付けるべきポイントは、なるべく契約期間中は避けることです。
たとえばカミングアウトして家族に猛反対された結果、AV女優を引退しなければならないケースも珍しくありません。しかし、契約期間中はAVの撮影準備が進められているため、急な出演キャンセルは所属事務所に迷惑をかけることとなります。撮影に使用するスタジオ使用料やAV男優・撮影スタッフの人件費が無駄となり、所属事務所は損害を受けるでしょう。
家族にカミングアウトする場合は、所属事務所のスタッフにまず相談しておきましょう。あらかじめ相談しておくことで、出演契約に影響が出ない時期を所属事務所が教えてくれます。
家族にカミングアウトする際は、タイミングを見計らうことが大事です。ここでは、カミングアウトのタイミングや方法を紹介します。
・家族の機嫌が良いときに伝える
AV女優であることをカミングアウトした際、相手の機嫌によって受け取られ方は異なります。家族が不機嫌なときに相談しても話がこじれやすいため避けましょう。不機嫌な人間は相手の話を受け止める余裕がなく、一歩間違えると口論に発展したり人間関係に亀裂が生じたりする可能性もあります。
一般的に、連休前や給料日前などは機嫌が良くなりやすいタイミングです。軽くお酒をたしなんでいるときもリラックスしていることが多く、相談事に耳を傾けてくれるタイミングといえます。ただし、深酒の場合は機嫌が急に変わる人もいるため注意してください。
・両親の場合は1人ずつがおすすめ
両親にカミングアウトする場合、2人にまとめて伝えてしまおうとする方も多いのではないでしょうか。確かに相談は一度で終わらせたほうが楽ですが、両親へ一度にカミングアウトすると失敗する可能性が高まります。両親がすぐ理解を示してくれることは少なく、1人が反対するともう1人もつられて反対しやすいためです。
両親には2人まとめて伝えず、1人ずつカミングアウトしましょう。カミングアウトする順番は家庭の事情にもよるものの、同じ女性であり娘に理解を示しやすい母親からがおすすめです。母親が理解者となれば、父親にカミングアウトする際の心強い味方を得られます。
カミングアウトしても家族が絶対に認めてくれないケースもあります。家族にカミングアウトせず、AV女優であることを内緒にし続けることも1つの選択肢です。
ここでは、家族にバレないようにAV女優として働く方法を3つ紹介します。自分の希望する働き方も考えて、実践しやすい方法を選択しましょう。
仕事のことで家族に心配をかけたくないと考える方は、「アイドルの卵として働いている」と伝えることがおすすめです。実際、AV女優からテレビ出演するアイドルに転身した方もいるため、アイドルの卵はまったくの嘘ではありません。
アイドルの卵と伝えておけば、家族に仕事のことを知られそうになっても言い繕うことができます。家族がいる前で事務所の人と電話をして、スタジオや撮影といった単語が出ても不自然ではありません。AV女優として働くことを完全に隠そうとせず、ある程度の真実を含めて伝えることで、家族にバレる可能性を下げられます。
企画モノに出演する企画女優として働くことも、家族にバレにくい有効な方法です。企画モノとは企画コンセプトに沿って撮影されるAVのことであり、AV1本に複数人のAV女優が出演します。企画によっては一度に10人以上ものAV女優が出演する作品もあり、多数いる出演女優の1人であればそれほど目立ちません。
対して、AV1本に1人で出演する単体女優はバレる可能性が上がるため、なるべく避けましょう。単体女優の作品はパッケージに大きく顔が出され、家族や知人が見たときに勘づかれてしまいます。とくにAVを購入する年齢の兄弟や恋人がいる方は、企画女優として働くことがおすすめです。
家族にバレる可能性をできるだけ低くしてAV女優として働きたい方は、顔出しNGの作品に出演することがおすすめです。顔出しNGの作品では目の周辺にモザイク処理がされるため、個人の特定が難しくなっています。作品パッケージもモザイクや顔を写さない処理がされるため、身バレを防ぐことも可能です。
家族にバレないことを考えて顔出しNGの作品を選ぶ場合、出演作品は全て顔出しNGで統一する必要があります。仕事をスムーズに選択するためにも、事務所へ問い合わせや面接をする時点で「顔出しNG」であることを伝えておきましょう。出演条件をあらかじめ設定することで、顔出しNGの作品のみに出演するAV女優として働きやすくなります。
AV女優にとって、家族であっても必ず受け入れてくれるとは限らないため、家族にカミングアウトするかどうかは重要な選択です。家族へのカミングアウトは伝えるべき理由があるかを考えて、慎重に検討しましょう。
カミングアウトする時期やタイミングについても注意が必要です。
家族にバレないようにAV女優として働く方法もあります。アイドルの卵として働いていると伝えたり、企画モノや顔バレNG作品に出演したりすれば、家族にバレる可能性を下げることが可能です。
カミングアウトする・しないのどちらにしても、AV女優として働くにあたり後悔しない選択をしてください。