AV女優は病気のリスクが高い?性病の種類から対策まで

2020.08.11

AV女優は病気のリスクが高い?性病の種類から対策まで

AV女優としてこれから活動したいと考えている女の子を躊躇させる大きな原因が、病気のリスクです。
性行為を行うところを撮影するお仕事であるため、性病になる危険性があるかもしれないと気にする女の子も少なくありません。

もしAV女優として成功して人気を集めたり高い収入を得たりしたとしても、病気により身体を傷つけ仕事に支障が出るようでは本末転倒です。

当記事では、AV出演による性病の可能性や性病の種類について詳しく解説します。また、AV業界の安全性も紹介するため、AV女優として活躍したいと考えている人はぜひ参考にしてください。

 

1.AV女優が病気にかかる可能性は0ではない

AVに出演するということは、当然ながら他の出演者と性的接触を伴うため、性病のリスクは0ではありません。少なからず性病にかかる可能性はあります。
AV女優が性病に感染していることがわかると、プロダクションはその女優を休業させなければなりません。

AV女優と共演するAV男優は、AV女優に性病を移したとなるとプロダクションに多大な迷惑をかけることとなります。もしそのようなことになれば、その男優には仕事が回ってこなくなり、男優はAV業界で活動することは難しくなるでしょう。

AV男優は普段から定期的な性病検査を受けていることはもちろん、プライベートでの性行為を控え、体調管理まで徹底しています。そのため、性病にかかるリスクは0ではありませんが、安心して働くことができると言えるでしょう。

 

1-1.HIV感染・エイズ発症の例もある

以前、あるAV女優が性病検査においてHIVに感染していることが判明し、AV業界に衝撃が走りました。詳細は明かされておらず、多くのAV女優やAV男優は不安を抱えることとなりましたが、メーカーからその女優と共演した男優に即日検査が言い渡されました。

HIV感染の事実が発覚してからの対応の速さから、AV業界において死活問題となりかねない性感染症に対する意識の高さが伺えます。

通常、AVメーカーやAVプロダクションが費用を負担して、性病検査することを義務付けています。しかし、企画単体女優や企画女優を抱える一部のプロダクションでは、AV女優に自費で検査を受けさせていることも少なくありません。

企画単体女優や企画女優は、経済的に費用を捻出することが難しいことが多いため検査を怠り、プロダクションも撮影前の確認を怠ったことで性病に感染するケースもあります。

原則AV業界においては、性感染症検査を受けて該当項目が全て陰性である証明書を提出しなければ撮影に参加できません。そのため、検査結果の確認を怠ったことで性病に感染するといった事例はほぼないと言えます。

 

2.性病の種類はどれぐらいある?

性行為により感染する性病の種類はさまざまです。性病は、必ずしも自覚症状があるとは限らず、知らないうちに感染したり症状が進んだりすることもあるため、注意が必要です。

ここでは、AV女優が感染する可能性がある性病の特徴を種類ごとに解説します。AV女優として働くことを考えている人は、ぜひ当項目をチェックしてください。

 

2-1.クラミジア

クラミジアは、最も症例が多い性感染症です。潜伏期間は10日~20日で、おりものが黄色くなったり異臭がしたりしますが、症状を実感しにくいことが特徴です。

症状が進むと不正出血したり下腹部に痛みが生じたりするだけでなく、他の性感染症にかかりやすくなるため、初期の段階で発見・治療することが大切です。

 

2-2.カンジダ

カンジダ(カンジタ)は、カンジダ菌というカビの一種が女性器や膣内に感染することにより起こる性病です。症状としてはおりものの量が増えたり悪臭がしたりするほか、膣内に痒みが起こります。

カンジダもクラミジアと同様に比較的多い性病の一つで、性的接触がなくても感染する場合があります。

 

2-3.淋病

淋病は淋菌という菌が粘膜に感染することにより起こる性感染症です。女性の場合、主に膣内に感染します。初期症状はあまり感じませんが、進行すると卵管炎や腹膜炎を発症し、不妊の原因にもなるため注意が必要です。

1回の性行為で感染する確率も非常に高いため、感染者数も多い性感染症です。

 

2-4.梅毒

一度感染したら治らない性病として恐れられていた梅毒は、梅毒トレポネーマという菌に感染することにより発症します。梅毒が重症化すると、神経や血管に重い障害が残る場合があるため、注意が必要です。

梅毒は、感染者の症状が出ている部分との接触により感染するため、性器接触以外にもキスやオーラルセックスで感染する可能性があります。

現在では服薬で治療できますが、症状が進むほど治療期間も長くなるため、早期の発見と治療が重要となります。

 

2-5.トリコモナス

トリコモナスは、トリコモナス原虫と呼ばれる寄生虫が女性器・膣・尿道などに感染する性病です。性行為が主な感染源ですが、感染者が触ったトイレの便座や浴槽、下着やタオルなどからも感染することもがります。

強い痛みや痒みを伴い、悪臭の強いおりものが増えるため、比較的自覚しやすい性病と言えます。

 

3.AV業界はしっかり病気対策を行っている

前述したように、AV業界では性病に感染していることが発覚すると仕事ができなくなるため、性病への感染を少しでも減らせるよう、さまざまな対策を行っています。では、具体的にどのような対策を行っているのでしょうか。
最後は、AV業界が実際に行っている対策について紹介します。

・撮影前の性病検査を徹底

AV撮影の前には、AV女優だけでなくAV男優からエキストラまで、AV出演者全員の性病検査を行うことがルールです。撮影のたびに検査結果の提出が必要となるため、AV女優をはじめとした出演者は、高頻度で性病検査を行っています。
撮影前の性病検査を徹底している理由は、AV女優を守ることはもちろん、共演者に性病を感染させてしまった場合、その共演者だけでなくメーカーやプロダクションに多大な迷惑をかけるためです。

各種性病からHIV、B型肝炎まで検査を行い、すべて陰性であるという検査結果を提出しなければ、撮影に参加することができない決まりとなっています。

・撮影中の衛生管理の徹底

AVの撮影現場では、原則一つのシーンを撮影するごとにシャワーを浴びて、身体を清潔に保ちつつ撮影を進めていきます。AV撮影は身体を密に接触させるため、AV女優はもちろん相手となるAV男優もシャワーを浴びます。

衛生管理を徹底することで、快適に撮影に臨めるだけでなく、性病への感染リスクを大きく下げることにも繋がります。

・コンドームや疑似精液の使用

AV撮影現場では、コンドームを着用した疑似プレイの撮影がほとんどです。性器が直接接触する機会を減らすことにより、性感染症のリスクを下げています。

また、AVでよく見られる精液を顔にかけたり中出しをしたりするシーンにおいては、食材から作られた疑似精液を使用することが一般的です。
性器と精液に直接接触しないため、性病の感染リスクは大幅に下げることができます。

AV業界では、このような対策により、性病の感染リスクを極限まで下げた撮影を行っています。性風俗店で働くようなリスクはなく、むしろ安全であると言えるでしょう。

 

まとめ

今回は、AV女優の病気のリスクと性病の種類、AV業界の性病に対する対策の現状について紹介しました。

近年のAV業界は昔のようなグレーなイメージを払拭しようとする動きが強くなっており、性病をはじめとした病気に対する対策に関しては、むしろ性風俗店よりも力を入れて取り組んでいます。

少しでも不安を払拭して安心して働くことができる環境が用意されているため、風俗バイトとどちらで働くべきか悩んでいる人は、AV女優で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。